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落石・落ち葉防止カバー

2022年12月15日

用水路の落ち葉対策としては、除塵機の設置や蓋を設置する対策がとられています。
蓋を選定した場合、積雪寒冷地においては、積雪加重を考慮するため強固な構造が必要となりコストが嵩みます。また、強固な構造とするため重量が重くなり、容易に移動できず、トラフ内の掃除が不可能になる等、維持管理面においても課題となっていました。

 

弊社では、鉄筋をトーラス形状に配筋し骨組み構造を形成し、落石対策用金網で表面を覆う「落石・落ち葉防止カバー」を提案し、鉄筋トーラスD13、D16、D19、D22の4種類にて2021-2022年の冬季、試験ヤードで積雪2m以上で実証試験を行い、鉄筋径が1番細いD13で問題ないことを確認し、特許出願致しました。

今回は、石狩市浜益村で2022-2023年の冬季に実際の水路で実証試験を行いました。
現地は道路~水路~巨礫が露出する法面の地形で「落石・落ち葉防止カバー」の性能試験に最適な場所です。鉄筋のカバー枠を会社工場で組立、人力にて取り卸し設置を行いました。
今シーズン積雪の状況など調査し、来春結果を報告いたします。

詳しくは、こちらの施工フローをご覧ください。